フリーアドレスデスクの選び方！知っておきたい知識と合わせてご紹介

フリーアドレスデスクの選び方1

「フリーアドレス」とは、1つのワークスタイルのことです。今回は、この「フリーアドレス」で使われるフリーアドレスデスクについて、そしてデスクを選ぶ際に知っておきたいポイント、デスクの種類などを紹介します。

フリーアドレスデスクとは

従来のオフィスの形として一般的だった1人1台にデスクを割り当てる方法ではなく、「オフィスの中で固定の席を持たないで、自分の好きな席で働く」というワークスタイルのことです。オフィスの中に大型テーブルなどを設置して、デスクを複数人で共有します。これに使われるデスクをフリーアドレスデスクと呼びます。特定の個人の席を決めずに空いている席を使う形式のため、オフィスに人が少ない場合などに、スペースを有効活用できるでしょう。

フリーアドレスデスクを選ぶ前の事前準備

フリーアドレスデスクを選ぶ前に、決めておきたいことを紹介します。

座席設定率を決める

まず、座席設定率「フリーアドレスデスクに何人分の席を用意するか」を決めましょう。それにより、デスクの数やレイアウトが決まります。よく検討しておきましょう。

1人あたりのデスクスペースを決める

次に、1人あたりのデスクスペースを決めましょう。デスクのスペースによって、快適性が大きく変わります。一般的に、デスク上で1人あたりに最適なスペースは幅1〜1.2m程度といわれています。スペースの効率性を高めるために、1人あたりのスペースを極端に狭くするとオフィスへの満足度が下がってしまうため、注意が必要です。

また、1人あたりのスペースを必要以上に広くしてしまうと、せっかくのスペースが無駄になってしまう可能性もあるため、気をつけましょう。また、フィジカルディスタンスを確保したい場合は、人と人の距離が2m以上あくようにしましょう。

フリーアドレスデスクのタイプを知る

フリーアドレスデスクの選び方2

フリーアドレスデスクには、さまざまなタイプのものがあります。見てみましょう。

対面型

対面型のフリーアドレスデスクは、スタッフ同士が対面で座れるデスクです。対面型は長方形のデスクが多いため、一般的なデスクに似た感覚で使用できます。スタッフ同士が向かい合う形となるため、コミュニケーションの活性化が期待できます。

片面型

片面型のフリーアドレスデスクと一般的なデスクを比べた時に、最も異なる点は「正面が壁」であることでしょう。他のスタッフと顔を合わさず、仕事に集中できます。片面型を導入すると1人で集中するスペースが確保されるといえます。目的別に他のタイプのフリーアドレスデスクと合わせて使用するのも良いでしょう。

円形型

円形型のフリーアドレスデスクは、1人あたりの作業スペースが他のデスク型より狭くなりやすい傾向にあります。しかし、スタッフ同士が顔を合わせやすい環境となるため、対面型以上にコミュニケーションの活性化が期待できます。

スタンディング型

フリーアドレスデスクには、立ったまま仕事を行えるスタンディング型もあります。座って仕事する時とは違う緊張感を得られ、集中力の向上やリフレッシュ効果が期待できます。また、デスクワークで問題になりがちな長時間の座位状態も回避できるため、健康維持にも役立つでしょう。

フリーアドレスデスクの種類を決める前に検討したいポイント

どのフリーアドレスデスクを採用するか決める前に、検討しておきたいポイントを紹介します。

キャスター

キャスターが付いているデスクは可動可能なため、移動に優れています。複数のデスクを連結できるタイプのデスクを選べば、連結も簡単です。出社する人数や仕事内容に合わせて、レイアウトを柔軟に変更できます。

連結機能

デスクに連結機能が付いていると、デスクの広さを調節できます。人数の増減に幅広く対応可能です。

昇降機能

高さを変えられる昇降機能が付いていると、業務や気分によってデスクの高さを変えられます。立ったり座ったり変貌自在で、デスクの角度を変えられるものもあります。ただし、昇降のための電源が必要なデスクもあるので、選択の際は注意が必要です。

配線機能

フリーアドレスオフィスでは、多くの場合、ノートパソコンやモバイル機器の使用を前提としています。移動の際、電源に機器を接続する必要があることも多いでしょう。そのため、配線機能は非常に重要です。配線機能を求める場合、コンセントを収納できる穴があるもの、配線ユニットカバーのあるデスクを選ぶと良いでしょう。